就職活動：見ていて伝わってきた学生の意気込み

仕事のなかで思い出したことがあったんで、自己中心的に書かせてもらう


去年の某日、数人の学生が当社の会社見学会に参加した。
説明会では総務による説明や社内の見学、質疑応答などがあり、私は普段自分が行っている業務の説明をさせてもらったんですが、このときの学生達の様子が印象的だった。

このとき、椅子は車座のように並べられ･至近距離で学生の表情を見ることができたんですが、見るからにそれぞれの意気込みに差があることが感じられた。その差は何かというと、簡単に表現するならば･･こちらが話すことに相槌を打つ方、終始微動だにしない方の2つにハッキリと分かれたこと。
それは説明しながらでもハッキリ気付くほどに。

説明の最後の質疑応答では、相槌を打っていた方が積極的に質問をされる一方、相変わらず微動だにせず･考えるそぶりが見られない方もいた。（これは私が感じたことであり、もしかすると一生懸命考えていたのかもしれない）


説明会を終えた私の感想は、「あの人は興味をもっているし、アピールしているんだろうな」「あの人はきっと興味がないんだろうな」「こんなにも差が目に付くものなのか」という、落胆というか「こんなものか」というような少し複雑なものだった。
学生が帰ってから学生の様子について振り返っていると、上司も同じように感じたらしく・思わず苦笑い･･･というか、正直に書くと･･･不満気だった。

ちなみに、私は人前で話すのが少し苦手で、説明のあちこちでわかりにくいところがあったと思う。なので「あの人は興味を持っていない」と断言はできない。
ただ、学生の皆さんには自分が思っている以上に『見られている』こと、『興味・やる気の有無』が見てわかるということ(可能性)に気付き、今後の就職活動に役立ててほしいと思うんです。

自分では真剣に話を聞いているつもりでも、微動だにしないとこちらとしてはあまり良い気がしません。若干オーバーだと思っても、リアクションがあったほうが説明する側は話を聞いてくれていると感じて話しやすいんじゃないかと思うんです。実際、私は相槌を打ってくれる方によく目が行ったし、話しやすかった。
あと、どんなに初歩的な質問でも、とにかく発言すべきだと感じました。その会社の仕事について詳しく知らなのは当然なんですから。(基本情報は除いて)
一方で、質問はありませんか？気になることは？と聞いたときに目をそらしたり・苦笑いするだけで沈黙を貫いたりするのは本当に残念です。


話がズレますが、私が学生だった頃、授業の一環で何度か企業を見学に行ったことがあります。私のクラスは質疑応答の時間に黙り込む人が多かったため、自身のアピール(担任向け)・学校のイメージ・クラスのイメージ(企業向け)のためにもと思い、事前にいくつか質問を用意するなどしていました。



例え会社見学が練習感覚でも・滑り止めでも・興味の無い企業だとしても･･･本当にどこかの企業に就職したいと思うのなら、自分で見学すると決めた企業の説明くらいしっかりと受けるべきだと思うんです。
優秀な人材を求め、仕事の合間に説明用の資料を用意して･真剣に説明している企業側の努力を、ほんの少しだけでもいいので考えてほしいんです。


これらは下っ端社員である私が実際に説明会に参加し、短い時間でしたが学生達を前にしたときの感想です。全国の幹部社員さんの意見でも・「皆こう思っているはず」ということでもありません。あくまで個人的・思ったままに書いたものです。

私は学力が低いので、文章中に伝わりにくい部分・間違った表現があったかもしれません。失礼しました。