結婚記念日に宇奈月の「延楽」に泊まってきた

11月22日（いい夫婦の日）

結婚満3年という中途半端なタイミングですが、「子供ができる前にちゃんとした宿に泊まってみたいね」と、ずっと前から話してたので、奮発して1人25,000円くらいの部屋食プランで泊まってきました。

チェックインして通されたのは、「特別室」と書かれた・2人には広すぎるくらいの良いお部屋。
まずは仲居さんの説明を受け、少し休憩してから散策に出かけました。

【建物・客室について】
エレベーターや、使うことはないであろう内風呂に建物の歴史を感じましたが、客室は綺麗でしたし、室内の小さな石庭や大きな窓がとても印象的でした。

洗面所には洗面台が2つ並んでいました。アメニティは揃っていましたが、1つ残念だったことは「フェイスタオル」がないことでした。※大浴場にもありません
バスタオルはありましたが、洗顔など「ちょっと拭きたい」ときには多少ストレスになるかなと(苦笑)
今回は念のために持参したフェイスタオルを使いましたが、大浴場にもないということには少々動揺してしまいました(苦笑)

我ながらちょっと贅沢なことを言っているのではと思いますが、浴衣と一緒に置いてあった旅館の名前が入ったタオルは湯上りに体等を拭くものであり、顔や頭を拭くものではないと(私個人は)思っているので…。




【サービスについて】
専属の仲居さんはとてもハキハキとされていて良かったです。
荷物を置いて散策に出かけようとフロントへ向かったところ、観光マップはもちろんのこと、私がカメラを持っていることに気づくと撮影スポットである遊歩道をおススメしてくださいました。
フロントから敷地を出るまでに何度か呼び止められ・2人のスタッフさんにいろいろアドバイスされたときには少し笑ってしまいました(笑) ご親切にありがとうございました。


【温泉について】
「大浴場」と「露天風呂」が完全に別というのは初めての体験でした。
いちいち浴衣を着て移動しないといけないのは正直面倒でした(笑)

ちなみに露天風呂は思ったよりこじんまりとしていました。全て木製の湯船は初めてでしたがとても良かったです。
ただ、シャワーが3つしか無いうえに外でしたので、この時期は寒くて辛かったです。てっきり屋内の湯船もあるのかと…(苦笑)


【お料理について】
夕食は客室で頂きました。
配膳のペースは程よく、カニや和牛のしゃぶしゃぶ・天ぷら・魚料理等どれも美味しかったです。
※人によっては速いと感じられるかもしれませんが、あまりゆっくり出されても逆に食べきれないかと

予約時、ダメ元で「当日は結婚記念日なので、何か特典があれば…」とメッセージを添えたところ、夕食時にカクテルをサービスして頂きました。
※贅沢を言うと私はお酒が飲めないので、出される前に教えて頂き、ソフトドリンクに変えられたら最高だったかなと(苦笑)

朝食もお部屋で頂きました。
私はこれまでいろんな宿に行き・朝食を食べましたが、どこも必ず似たような器・配置の「お膳」でした。
しかし、こちらはそれらとは違っていて感動しました。
なんと表現したらいいのか…夕食のような華やかさ・オシャレさがあると言ったらいいのか。やはりどれも美味しかったです。



【余談】
夕食を終え、お布団の上に座ってテレビを観ていたところ、突然部屋が激しく揺れはじめました。横に長く。
すぐにチャンネルを変え情報を確認。長野県白馬村近くを震源とする大地震でした。
私達はなす術もなく、ただ寄り添って揺れがおさまるのを待ちました。
その後は館内アナウンスがあるわけでも・悲鳴やどよめきが聞こえるでもなく、大地震の直後とは思えないような静かな夜でした。

気持ちが少し落ち着いたところで、備え付けの懐中電灯を枕元に置き、貴重品を手持ちの荷物にまとめ、襖を少し開け、避難経路を再確認したうえで早めに眠りました。
寝ている間も余震があったようですが、私は朝まで爆睡でした；

朝食時、仲居さんはケロっとした顔で地震について触れたものの、「大丈夫でしたか？」などという言葉はなかった。

地震の影響でこの日乗る予定だったトロッコ電車が運転しているのか心配だったけど、調べると通常運行しているのが分かった。駅の掲示板などにも特に変わったところがなかった。





最後に、チェックアウトの後も荷物を預かってくださると知り、私達は安心して黒部峡谷鉄道を楽しむことができました。その後峡谷から戻り荷物を受け取ると、駅まで車で送っていただきました。大した距離ではありませんが、重い荷物があったので助かりました。

 

【その他】宇奈月温泉駅に着くと、駅前の小さな広場が工事中でちょっと残念でした；紅葉のピークを過ぎた頃を狙ったのか、商店街でもいくつものお店が外壁の工事のため・工事用の足場が目立ちました。